「プレゼン」

「プレゼン」
  • BLOG2016.05.14


    この間、面白いプレゼンは無いかと久々にTEDのサイトを覗いてみました。
    コミュニケーション関連の話題が最近社内で多いこともあり、
    「上手に会話する10の方法」というタイトルについつい釣られ、気づけばあっという間に動画を見終わっていました。
    ちなみにコレ↓
    【動画】https://www.ted.com/talks/celeste_headlee_10_ways_to_have_a_better_conversation?language=ja#t-497039
    【文字起こし】https://www.ted.com/talks/celeste_headlee_10_ways_to_have_a_better_conversation/transcript?language=ja


    【TEDとは】
    一時期流行ったおっさんじみたクマの映画の事ではなく、
    色んな人のプレゼン動画を配信しているサイトの事です。
    その道のエキスパート達(様々な分野の学者や一流企業の経営者、元大統領等いろいろ)が、
    今の世の中に伝えたい事を濃密にプレゼンしており、面白かったり、感心させられたり、ハッとさせられたり、めっちゃ学ばせられます。


    人気ラジオ番組で長年司会を務める彼女、セレステ・ヘッドリーは、プレゼンの中でこう疑問を呈す。
    「21世紀におけるスキルの中で、理路整然と自信を持って会話する能力より大切なものがどれだけあるだろうか」と。
    そしてそれは、学校の教師が生徒に教えそこねているスキルでもあると語ります。
    ディベート(討論)が活発であり、学校の授業でも一般化しているはずのアメリカでさえこのように感じるとするならば、日本ではこの問題はよりいっそう深刻なのでは無いでしょうか。
    そして、本題である、彼女がプレゼンした「会話を楽しむ」ための10の基本ルールをいくつか抜粋し、それを業務や日常で活かすための所見を書いていきます。
    これは、互いの時間を無駄にせず、退屈せず、相手を傷つけない会話の方法でもあると言います。
     

    その1。「ながら」をしない。
    スマホをいじりながら、なんてのは勿論、会話の内容以外の何かを考えるのも、良いことでは無いらしいです。「身も心もそこにいる」事が重要です。

    →自分の場合、話を聞きながらメモをとったりなんかするクセがついてしまっているので、これも極力「ながら」にならない努力が必要かと思いました。
     

    その2。「一方的に話さないこと」
    自分の意見を発表したいだけで、会話によって自分の成長や、相手からの反応や、反論を望まないのであれば、その人はただ「ブログ」を書いてれば済む話だと彼女は言います。
    「本当に聞くためには、自分を脇に置く必要がある」という言葉もあり、「学ぶ姿勢」で会話に臨む事が重要です。

    →自分自身、会話をする際に「面白いかどうか」「自分の興味のある分野かどうか」を基準にして話を聞いてしまうことがあります。
    しかし、どの様な類の会話であれ、「学べる事」はいくらでもある筈です。学ぶ姿勢を持って会話を有益な物とし、相手への理解を深められるか、上辺だけ楽しそうに聞いてやり過ごし、無為な時間を過ごすかどうかは全て自分次第です。
     

    その4。「流れにまかせること」
    会話をしながら、その前後の流れを考えずに「自分のしたいだけの質問」をしてしまうような人が居ます。予め考えていた「自分なりの冴えた質問」を言わずには言われない時もあれば、会話の途中で、最近あった面白い事を思い出して、隙あらば自分の話をしようとする様なパターンもあります。
    どのパターンであれ、そんな自分の本意の考えに陥った時点で人は「相手の話を真剣に聞くのをやめてしまう」のです。

    →これは自分にもありますね。「自分が聞きたいこと」と、「相手が伝えたいこと」は、いつだって違う物だと思います。自分を抑え、相手が伝えたい事を聞き出し、受け入れることが成長に繋がるのでは無いでしょうか。
    本当に聞かなくてはいけない質問であったとしても、唐突に聞くよりも相手との会話の中で自然とその話題になってから質問に答えてもらったほうが、相手への理解も深まるはずです。
     

    その9。「聞くこと」
    ブッダの言葉に、「口が開いている時には 何も学ばない」という言葉がある。
    最も重要な事であり、誰もが伸ばすことが出来るスキルでもある。
    「多くの人は、理解しようと聞くのではなく回答しようと聞いている」

    →「口が開いている時には 何も学ばない」という言葉には、大きな説得力があります。
    人が学び、成長できるのは相手の話を聞いている時。
    相手の話に興味を持ち、受け入れ、理解しようと言う気持ちがあって初めて、「聞いている」と自信を持って言えるのでは無いでしょうか。
     

    その10。「簡潔に」
    彼女の妹曰く、「良い会話は ミニスカートのようなもの 興味を引けるくらいに短く ただし肝心な ところをカバーできるだけ長くすること」

    →ミニスカート大好き!!!
    「上手に会話する10の方法」、いかがでしたでしょうか。
     
    いかに自分が日頃から、会話に対して真摯でないのか痛感させられました。
    僕と同じように、改善の余地が大有りだ!という方も少なくないのではないでしょうか。
    今回は内容の一部を紹介したまでに過ぎませんので、少しでも興味深いと感じられた方は、実際に動画を視聴されるか、文字起こしをご覧いただくことをおすすめします。
    【動画】https://www.ted.com/talks/celeste_headlee_10_ways_to_have_a_better_conversation?language=ja#t-497039
    【文字起こし】https://www.ted.com/talks/celeste_headlee_10_ways_to_have_a_better_conversation/transcript?language=ja